project史縫というシリーズについてまとめたwikiです。

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第五章 七の音と崩壊する世界
1.第一の鳴動 突然、夜の空に鳴り響いた。金管楽器のような甲高い音が。人々はそれを疑問に思い、皆、空を見上げた。その時だった。地面や木々、街までもがいっせいに火を噴き上げ。一瞬のうちに地上は焼け野原となった。人々は悲鳴をあげながら逃げ惑い、その光景はまるで地獄そのものだった。

2.第二の鳴動 人々が逃げ惑う最中、また空に甲高い音が鳴り響いた。すると、海が底から血に染まり、ドロドロとした金属臭のする沼地へと変貌した。

3.第三の鳴動 人々は逃げ惑い、海は赤い沼に。そしてまた、空に甲高い音が鳴り響いた。……いや、今度の音は楽器のような音じゃない。鏑矢のような、風を切るような音だ。空を見上げると、無数の星が地上へと流れ落ちていく。赤く、光り輝く液体が地上を蝕む。

4.第四の鳴動 流星の雨が止んだ後、空に甲高い音が鳴り響いた。すると月や星々は、まるでプラネタリウムの電源が切れたかのように一瞬にして消え去り、暗闇が地上を包んだ。

5.第五の鳴動 暗闇が地上を蝕む中、甲高い音が鳴るとともに人々の藻掻き苦しむ声が無数に聞こえる。首が締まる音、足をばたつかせる音、爪で地面を引っ掻く音。様々な音がどこからも聞こえてくる。

6.第六の鳴動 苦しむ声や音が聞こえる中、また甲高い音が鳴るとともに鋭い刃が肉を切り裂くような音と血飛沫が飛び散る音が響く。人々の悲鳴は……一切聞こえない。が、人が無数に倒れる音が聞こえる。 しかししばらくして、静寂が暗闇と共に地上を支配する。

7.第七の鳴動 それは一瞬だった。暗闇を切り裂くようにして金管楽器のような甲高い音が鳴り響く。そして一筋の光が、1人の人物のもとへと差し込んだ。それが、「nerarlima」。生き残ったごくわずかの人々は、彼女をそう呼んだ。彼女は神の声が聞こえたかのように、まっすぐと神殿へと向かった。爛れた足を引きずるようにして、しかし力強く、その一歩一歩をしっかりと地面に踏みつけて歩いていった。

8.石造りの塔 彼女は石造りの塔の最上階へと登ると、そこにある祭壇に置いてある紙とペンを握った。どうやら彼女はこの紙の存在を知っているようだ。彼女はゆっくりと、丁寧に、字を書き、封筒に紙を詰める。そして祭壇に仰向けになるように倒れると、一言。言葉を発した。「First Reality」、と。その後の彼女の行方は誰も知らない。

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