project史縫というシリーズについてまとめたwikiです。

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——「本編」というリンクをクリックした瞬間、私の視界には無機質な白い部屋が映った。ところどころに絵画が飾られており、それぞれの絵画は不思議な力で宙に浮いている。



【???】「お久しぶりですね。観測者さま」

【???】「また会えて光栄です」


——"星影の編纂者"?







【"星影の編纂者"】「ええ。覚えてくださってありがとうございます」

【"星影の編纂者"】「今あなたは肉体と精神が離れており、そのうちの精神だけがこの空間にいる状態です」

【"星影の編纂者"】「……少し、移動しましょうか」


——どうして、ここに呼んだんだい?



【"星影の編纂者"】「簡単です」

【"星影の編纂者"】「この世界を、終わらせたいのです」


——終わらせる?



【"星影の編纂者"】「はい」

【"星影の編纂者"】「もともと、この世界は私の妄想から生まれました」

【"星影の編纂者"】「どうしようもない現実から逃げて、逃げて、逃げた」

【"星影の編纂者"】「暗く、重く、冷たい現実なんかよりも、妄想の世界のほうが生きやすい」

【"星影の編纂者"】「この世界は、現実逃避した先に作った理想郷のつもりだった」

【"星影の編纂者"】「だけど、この理想郷も終わらせる時が来た」

【"星影の編纂者"】「観測者さまは、ガラクタとなった世界」

【"星影の編纂者"】「誰にも愛されないガラクタの世界なら、消えてしまえばいいんです」

【"星影の編纂者"】「……そう、消えてしまえば」


——もしかして君って、史縫高原を作ったひと?



【"星影の編纂者"】「……ええ。そうです」

【"星影の編纂者"】「史縫高原をつくり、均衡を保ち続けてきた。一種の神のような存在です」

【"星影の編纂者"】「……」

【"星影の編纂者"】「隠す必要もありませんね。私が、『"星影の編纂者"』であり『"星影の占命師"』でもある。本名は『天狼星琉璃』。です」

【琉璃】「あそこにチェス盤がありますよね?」

【琉璃】「あのチェス盤にある駒は、それぞれ特定の人物に対応しています」

【琉璃】「……ほとんどの駒が倒れているのは、そういうことです」


——あの二つの駒は?



【琉璃】「あれですか?」

【琉璃】「あの黒い駒が水夜岐、白い駒が狼月を表しています」

【琉璃】「……永遠に終わりの来ることのない閉鎖空間で、足掻いている最中でしょう」


——あの透明な駒は?



【琉璃】「あの駒は、水夜岐と狼月の閉じ込められた閉鎖空間に存在するただの人形です」

【琉璃】「……まあそれも、あなたが壊したんですけどね」


——壊した?


【琉璃】「……関係ない事です」

【琉璃】「さあ、このガラスに手を触れてください」

【琉璃】「このガラスは、この世界の中核となるもの」

【琉璃】「そして、私の脳と共鳴するものでもあります」

【琉璃】「さあ、このハンマーで、粉々に破壊してください」

【琉璃】「……大丈夫です」

【琉璃】「思う存分に、このガラスを破壊してください」




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