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2XXX年にリリカ・メディとカレン・ザラキエルにより提唱されたワームホールの形成と性質に関する応用超時空学の理論である。
なお、リリカ・メディは2XXX年に行方不明となっている。またこの理論はリリカ・メディが行方不明となった日、友人であるカレン・ザラキエルが彼女の自宅から発見した論文を加筆修正したものである。

この理論によると空間内に存在する素粒子を強制的に振動させることにより一定の範囲に不安定なワームホールが形成され、そのワームホールを安定させるためにはルイナ粒子*1を放射しエネルギーの均衡を保ち続けるなければならないことが書かれている。この理論ではワームホールの始まり（基底現実）をℵ点*2、終わり（移動先）をω点*3と呼称される。
このワームホールはℵ点からω点へと進むことによる時間の差は約0.3ロント秒であることが証明されている。これは時間逆行理論ℵ0*4に活用されている。

現在この理論は応用超時空学の重要な理論として活かされている。
また、多重接続型超時空予想の基礎ともなっている。